ご入稿からの流れ
- 印刷可能範囲をご確認ください
- 印刷範囲内でデザイン原稿を作成します
- 原稿作成前にこのページのガイドをぜひご一読ください。
- 原稿データご入稿
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ご入稿前のセルフチェックポイント
- 印刷範囲内にデザインがおさまっていますか?
- 法定表示にモレはありませんか?
※法定表示が必要な場合のみ。
※容器印刷で法定表示を入れないこともあります(ラベルで対応する場合など)。
※法定表示の内容(成分等)につきましては、内容物を製造する業者さまにご確認ください。 - リサイクルマークは表示されていますか?
※プラスチックと紙については、識別表示義務があります。
※ボトルに、キャップ・中栓・ポンプ・外装透明フィルム等、無地部品のプラ表示を一括でおこないます。
※容器印刷でリサイクルマークを入れないこともあります(ラベル対応・印刷スペースが取れない場合など) - 欧文のつづりは正しいですか?
- 誤字脱字はありませんか?
- 文字のアウトライン化はおこないましたか?
- データチェック
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ご入稿いただいたデータについて、線の太さ・文字のサイズなど、印刷が出来ない部分がないかを当社にてチェックします。
※印刷の可否以外のチェック(たとえば商品名・成分名・住所・社名・注意書き、欧文のつづり等)に関しましては基本的におこなっておりません。お客様の方で十分な校正をお願いいたします。
- 印刷仕様図のお渡し
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印刷位置・印刷色などを記載した、印刷仕様図をお渡しいたします。
- 仕様図にご承認をいただき次第、製版手配開始へ
Illustratorデータでのご入稿について
原稿データはIllustratorで作成したパスデータにてご入稿ください
データ形式・・・Illustratorで作成したパスデータ(aiまたはpdfにて保存)
ご入稿方法・・・メール送付もしくはCD-Rで郵送してください。
テキストはアウトライン化してください。
パスデータとは
別名ベクトルデータともいい、点の位置と接線の傾きで形状を記録したものです。拡大や縮小した際には、パソコンが自動的に点と接線を再計算して描き直してくます。どんなに拡大・縮小をおこなってもなめらかな輪郭を保ちます。Illustratorを使用すると、パスデータで絵を描くことができます。
非パスデータとは
デジタルカメラやスキャナで読み取った画像は画素(ピクセル)という小さな四角を、タイル画のように並べて表現しています。拡大すると、画素の形が現れるため、ぎざぎざの輪郭になります。
文字のアウトライン化について
Illustratorのアウトライン化操作
1.原稿のレイアウトが終わったファイルを、別名で保存しなおしてください。
アウトライン化を行うと文章として編集出来なくなるため、アウトライン化しないデータを必ず取っておくことをおすすめいたします。
2.全てのテキストを選択します。
[選択]メニューの[オブジェクト]の中の[テキストオブジェクト]
これで全てのテキストが選択された状態になります。
※または、選択ツールなどで、自力で全てのテキストを選択しても可です。
※選択できないテキストがある場合は、ロック解除してからもう一度選択してください。
3.[文字]メニューの[アウトラインを作成]で、アウトライン化を行います。
Illustratorデータ作成代行サービス(有償)について
Illustratorのソフトをお持ちで無い場合もご安心ください。
手書きのラフスケッチ・清刷り(白黒で紙に印刷されたデザイン図)・画像データなどから、シルクスクリーンやホットスタンプで使用できる形式のデータを作成する「Illustratorデータ 作成代行サービス」をご用意しております。
データ作成代行の料金は、デザインの複雑さ・作業の難易度などにより異なります。
お見積もりをお出しいたしますので、ご希望のデザインをご用意の上お問い合わせください。
デザイン図案として使用できるもの
- 高解像度(600~1200dpi)のスキャンデータ
- 白黒で紙に印刷されたもの・ポジ
- 手書きのラフスケッチ
印刷可能範囲について
容器には安定して印刷できる『印刷可能範囲』があります。
印刷可能範囲からはみ出すと、印刷に不具合が出やすくなりますので、印刷可能範囲内におさまるようにデザインをレイアウトしてください。
印刷可能範囲は容器ごとに異なります。印刷範囲をお出しいたしますので、お気軽にお問い合わせください。基本的には、角R(丸)の終端から2~3㎜余裕をとった範囲です。
ホットスタンプの加飾可能範囲は印刷可能範囲より狭くなります。
円筒型容器の芯間距離計算方法
円筒型ボトルの表裏センターに印刷デザインをレイアウトする際は「芯間距離」を計算し、その数値分、離して配置します。芯間距離の求め方は【円筒容器の半径×円周率π】です。
円筒型の容器は、転がしながら表裏の印刷を1回で刷ることができます。
化粧品容器の法定表示について
化粧品などの容器には法令による必要表示項目があります。
容器(印刷・ラベル)や外箱に表示が必要な主な項目(化粧品の例)
- 販売名(薬事法の規定による承認を受けた名称)
- 種類の名称・内容量
- 製造販売業者の名称・住所・お問合せ先
- 成分表示(基本的に全成分を表示)
- その他、使用方法・使用上の注意・製造番号・使用期限等
各項目の具体的な内容に関しましては内容物(化粧品)を製造する業者さまにご確認ください。
製造番号(ロットNo.)は、内容物(化粧品)充填時に打刻するのが一般的で、シルクスクリーン印刷等で事前に印刷するケースはまれです。
小さい容器で表示項目の印刷スペースがとれない場合、成分を外箱に記載することで、ボトル本体への成分表示が省略できます。
化粧品の容器にキャッチコピー等を印刷する際には、法令に準じた表現になるようご配慮ください。例えば「素肌が若返る」等の具体的な効能を記載することは出来ません。
表現に関しましては、内容物(化粧品)を製造する業者さまに確認していただくことをおすすめいたします。
リサイクルマークについて
リサイクル表示については、素材により表示義務の有無が異なります。
プラスチック・紙はリサイクル表示の義務があります。
それ以外の素材はリサイクル表示の義務はありませんが、右図のように自主的に任意表示する場合もあります。
表示義務のある主な容器部品
- プラスチック
- 紙
表示義務のない主な容器部品
- ガラス(ボトル・ガラススポイト本体など)
- 金属(金属キャップ・アルミケースなど)
※飲料・酒の金属缶は表示が必要 - ゴム(スポイトゴムなど)
マーク表示サイズ
- プラマーク
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ボトル・スプレー・ポンプ・外装フィルム
表示サイズ
- プラマーク…縦6ミリ以上(印刷の場合)
- 役割名(部品名)…6pt以上の文字サイズ
- 紙マーク
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外箱・紙ラベルなど
表示サイズ
- プラマーク…縦6ミリ以上(印刷の場合)
- ペットボトルマーク
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飲料・酒・しょうゆのペットボトル
マーク表示例
プラスチック製ボトル / オーバーキャップ付きスプレー / 透明フィルム外装
全ての部品がプラスチック製です。ボトルの印刷面に余裕があったため、ボトル本体に一括表示を行うことにしました。役割名(部品名)は、消費者にわかる名称で記載します。今回は、外装フィルムは「フィルム」・オーバーキャップは「キャップ」と表示します。
ガラス製ボトル / 透明オーバーキャップ付き金冠ディスペンサーポンプ / 化粧箱外装
ボトル本体はガラスのため識別表示は必要ありません。金冠ポンプは一見金属に見えますが、実はプラスチックのポンプに金属パーツがかぶせてあるものなので、プラ表示が必要です。今回はボトルが小さく印刷スペースが取れないため、外箱に一括表示しました。ボトル本体には任意で文字によるプラ表示をおこなうことにします。化粧箱は紙マークの表示が必要です。そのとなりにボトル部品のプラマーク表示を入れることにしました。
飲料ペットボトル / プラ素材キャップ / 印刷シュリンクラベル
飲料のペットボトル+プラ素材のキャップ・印刷シュリンクラベルありの場合の表示例です。
プラマークについて
プラスチック素材は、プラマークの表示が義務付けられています。
包装資材など、容器に付随するプラスチック部品(ボトル・スプレー・ポンプ・キャップ・中栓・外装フィルムなど)全てにプラマークの表示が必要です。
ボトル(またはラベル・外装)などにプラマーク表示を行い、役割名(部品名)を列記する方法が一般的です。(同じタイミングで廃棄される無地でない包装資材に、一括表示を行います。役割名は、消費者にわかる名称であればOK。)
法定表示などでどうしてもスペースが取れない場合は、縮小したプラマークを表示・または表示を省略することが出来ます。
プラマークの表示場所
印刷などを行う部品で、プラマークを入れるスペースがあれば、その部品に直接表示します。
無地の部品、サイズが小さいなどで物理的に表示が不可能なものは、表示できる包装材(ボトル・ラベル・外箱)に役割名を添えて一括表示します。
いずれにも表示困難な場合は省略できます。
例えば、化粧品などは法定表示(成分表示等)が必要ですが、リサイクルマークと法定表示では、法定表示のほうが優先されます。法定表示のためプラマークのスペースが取れなくなった場合は、表示困難とみなされ、省略できます。
複数素材で出来た部品のプラマーク
プラスチックを含む複数の素材で出来た分離不可能な包装物の場合、プラスチックの重量が50%を超えるときは、プラマークを表示します。50%以下の場合は表示不要です。
金冠キャップ(ポンプ・スプレー)は、プラスチックのキャップに金属パーツがかぶせてあります。接着されているため分離不可能です。プラスチック部品の重量が、金属パーツの重量より多い場合は、プラマーク表示となります。金属パーツの重量の方が多い場合は、金属とみなされるため、識別表示の義務はありません。
めっき・蒸着などで金属をコーティングしたプラスチック部品は、表面の金属はとても薄くコーティングされているため、圧倒的にプラスチックの重量が多くなります。したがってプラマーク表示となります。
プラマークで材質名の表示を行う場合
プラマークで材質名の表示を行う場合は、役割名(部品名)の近くに記号で表示します。
材質名の表示は義務ではなく自主的な表示となります。
主なプラスチックの材質記号
PP | ポリプロピレン樹脂 | 外装フィルムに使用されるOPPフィルムは、延伸ポリプロピレンフィルムです。 |
---|---|---|
ABS | ABS樹脂 | |
AS | AS樹脂 | AS樹脂はSANと表示することもあります。(海外で広く使われる呼称) |
PS | ポリスチレン樹脂 | オーバーキャップなどに使用される「クリアレン」もポリスチレン系樹脂のため、PSと表示します。 |
PE | ポリエチレン樹脂 | |
PET | ポリスチレン樹脂 | PET樹脂 |
当社にて販売している商品の材質名につきましては、お気軽に営業部までお問い合わせください。
※複数のプラ素材が組み合わさっているものは、そのうち2つ以上の材質を表記して、主要な素材に下線をつけることが推奨されています。
マークのパスデータをお持ちでない場合
入れる箇所が分かるよう、四角をアタリとして描いてください。
縦6㎜×横6.9㎜がマークの基本サイズです。製版時に差し替えます。