成形の技術

半人工製瓶ガラス容器

半人工製瓶(はんじんこうせいびん)という手法で製造するガラス容器です。

【種巻き】【切り込み】【瓶出し】の3人の職人が一組となって作業します。
ほとんどの作業を職人が手作業で行うので、製造する容器の形状に合わせた微妙な調整が可能です。
そのため、デザイン的な香水瓶など、オートメーションでは難しい形のガラス容器を作るのにとても向いています。
半人工製瓶ではガラス原料を溶かす【炉】が小型なので、比較的少ない数のロットからご注文を承っております。ぜひ一度ご検討ください。

半人工製瓶ガラス容器の追加情報

自動製瓶ガラス容器

自動製瓶(じどうせいびん)ガラス容器はオートメーション化された工場で製造するガラス容器です。

半人工製瓶ガラスに比べると、肉厚製品(重厚な仕上がりの香水瓶等)の製造が難しいという点があるのですが、ボトルの重量や肉厚などにブレが少なく、安定した品質の瓶を一度に大量に製造することが出来ます。
(1日で数万本のビンを製造できます。)

全自動の機械に複数の金型をセットする必要があるため、半人工製瓶ガラスと比べると、金型の導入コストは高めですが、大量生産のため容器1個あたりの製瓶コストが比較的安価です。
大量に流通するガラス容器であれば、自動製瓶がおすすめです。ぜひご検討ください。

ダイレクトブロー成形容器

ダイレクトブロー成形容器は、プラスチックを溶かして筒状にしたもの(パリソン)を、金型内で圧縮空気を使って膨らませて製造する容器です。

プラスチック原料に着色を行うことで、お好みの色合いのプラスチックボトルを製造することが出来ます。またパール質感を加える原料などもあります。

金型表面にシボ加工を行うことで、マットな質感を出したりすることも出来ます。

小規模ロット対応のダイレクトブロー成形機もご用意しておりますので、比較的少ないロットからでも承っております。ぜひご検討ください。

インジェクション成形容器

インジェクション成形容器は、キャビティ型とコア型の間に溶かしたプラスチック原料を注入して製造する容器です。

ダイレクトブローと異なり、表面と裏面、両方とも金型を使用して決まった形状にすることが出来ます。
インジェクション成形の容器で代表的なものには、ファンデーションのコンパクトや、リップの容器、クリーム容器などがあります。その他、キャップや中栓などの部品もインジェクション成形です。

インジェクション成形は金型が複雑なため、金型の導入コストは高めですが、オリジナルを追求したい場合はインジェクション成形のオリジナルパーツ導入が効果的です。
ぜひご検討ください。