パック容器のボイル殺菌とレトルト殺菌の違いについて

ボイル殺菌は湯煎(水の沸点100℃以内)を利用した湿熱殺菌です。
食品の殺菌に使われる方法で、下記のようなキャップ付のパック容器の場合は85℃30分に対応しています。

レトルト殺菌は100℃を超える加圧加熱殺菌です。加熱時・冷却時に圧力調整します。
レトルト殺菌専用のパックをボイル殺菌してしまうと、ボイル殺菌装置の多くは圧力調整ができず袋に大きな負荷が加わってしまい、破裂の危険性が非常に高くなります。レトルト殺菌用のパックは使用されるフィルムの耐圧強度が違うため、ボイル殺菌にはお使いいただけません。 殺菌方法をご検討されてからパックをお選びいただくと良いと思います。尚、キャップがついたパックはレトルト殺菌には対応していません。


ボイル殺菌対応のパック
内容物の例
【調味料】 しょうゆ、ソース、ケチャップ、マヨネーズ、たれ、つゆ、ドレッシング
【農産加工品】わさび、からし、おろししょうが、おろしにんにく、ねりごま、ジャム
【畜産加工品】はちみつ
【みそ】
【飲料】果汁飲料、ゼリー飲料、豆乳、あま酒
【菓子】チョコレート