スポイト容器のゴムは何を選べばいいの?~スポイトゴムの選び方


 美容液や化粧オイルなどの化粧品やCBDオイルやプロポリスなどの健康食品、メンテナンスオイルやアロマオイルなどの雑貨によく使われているスポイト容器ですが、選べるゴムの種類が多すぎて迷ってしまわれる方が多くいらっしゃいます。
 そこで、それぞれの特徴についてご説明いたします。尚、内容物との相性やお好みといった個々の要件があるかと思いますので、あくまで容器屋の参考としていただければ幸いです。


「 当社が扱っているスポイド容器のゴムは、天然ゴム、エラストマー、
ニトリルゴム(NBR)、シリコンゴム、ブチルゴムの5種類です。」
天然ゴム
〇:最も安価、摘まみ具合はちょうどいい弾力、自然のものが良いという方におすすめ。
✕:耐久性、耐油性、耐溶剤性、耐薬品性は劣る、長期在庫は劣化するので不可、ゴム臭がする(輪ゴムを集めて嗅いだ感じ)、白はアイボリーに近い色
おすすめ用途:とにかく安いスポイド容器が欲しいとき

 

エラストマー
〇:天然ゴムの次に安価、摘まみ具合は柔らかくややネメッとした感じ、樹脂が原料なのでゴム臭がない、白色はきれいな白
✕:耐久性、耐油性、耐溶剤性、耐薬品性は劣る、
おすすめ用途:なるべく安いスポイド容器が欲しい、化粧品向けのスポイド容器のとき

 

ニトリルゴム(NBR)
〇:総合的にバランスが良い、耐久性、耐油性、耐溶剤性、耐薬品性に優れる
✕:やや価格が高い、摘まみ具合は天然ゴムよりやや硬い感じ、ゴム臭が若干ある、白は天然ゴムほどではないがややアイボリーに近い色
おすすめ用途:アロマオイルや溶剤など強めの内容物向けのとき、CBDオイル向けのとき

 

シリコンゴム
〇:最も白く美しい色、摘まみ具合は柔らかい、ゴム臭がない、耐久性、耐油性、耐溶剤性、耐薬品性に優れる、
✕:価格が高い、最も揮発しやすい、ホコリがつきやすい、黒がない、
おすすめ用途:化粧品や溶剤など強めの内容物向けのとき、アロマオイルの調香の時(保存は不可)

 

ブチルゴム
〇:すべてにおいて優秀、摘まみ具合はやや硬め、劣化しにくい、耐久性、耐油性、耐溶剤性、耐薬品性に最も優れる、
✕:価格が高い、ゴム臭がある、白色はきれいだがシリコンに比べるとややくすんでいる
おすすめ用途:化粧品から溶剤など強めの内容物のとき、アロマオイルなど揮発性の高い内容物のとき、保存から商品まで心配なくお使いいただきたいとき


■適合性をさらに詳しく確認したい場合はこちらをご覧ください。
耐油性、耐溶剤性、耐薬品性一覧表