ガラス瓶の加飾「サンドブラスト」について

「サンドブラスト」は圧縮空気の風圧で金剛砂などをガラスに吹き付け、表面を加工します。
表面をフロスト調に加工するだけでなく、彫刻のように深く彫り込むことも可能で、花瓶やランプシェード、飾り窓などのインテリア製品でサンドブラスト加工を用いた非常に芸術性の高い製品を見ることが出来ます。

ガラス瓶にサンドブラストをする場合は商品名やブランド名のロゴを彫刻することが多いです。
マスクと呼ばれる専用のシートを瓶に貼り付け、その上から砂を吹き付け彫刻します。線幅は細くても0.25mm以上で、彫り込む線の幅が広いほど深く彫れます。マスクのコストと加工時間により費用は変わりますので、加工範囲が大きければ大きいほど高くなります。

デザインの幅を広げる手法として、サンドブラストをしてフロスト調にする加工を行なう部分と、行なわない部分を分ける「マスキング」という手法がございます。マスキングをして瓶の一部を透明にすることで窓のように抜け、面白いデザインに仕上がります。
また、彫刻した部分に色入れをすることにより、迫力ある仕上がりにすることもできます。