レーザー彫刻、ガラスへの彫刻について

 レーザー彫刻(レーザー刻印)は、対象物にレーザー光を照射することで、木や金属、アクリル等の表面を焦がし、文字や絵を彫刻する方法です。本来ガラスの加工は、サンドブラストと呼ばれる工法が適していますが、小ロットでオリジナルデザインを彫刻できることからレーザー彫刻(レーザー刻印)もメモリアル向けなどによく行われています。

 東静容器では、オリジナルの加飾方法として、1~50個程度の極小ロットでレーザー彫刻を承っております。
汎用性の高いCO2レーザー加工機で彫刻(加工)しますので、樹脂やガラス、木などの素材に彫刻を施せます。

 CO2レーザーとは、炭酸ガスレーザーのことで、二酸化炭素をレーザー触媒としています。連続波高出力パルス波を作り出すことが可能で、レーザービームの照射により印字対象物の表面を熱エネルギーにより変形または剥離させて刻印します。
照射する出力により濃淡や凸凹を調整できますが、レーザーによる彫刻の深さは0.1mm以下となります。
線幅は照射出力により細ければ彫刻できませんし、細い線でも出力を上げて刻印すると太い線になりますので、レーザー彫刻をご検討される場合には彫刻サンプルの確認と彫刻に個体差が出るということにご注意ください。
レーザー彫刻(加工)は彫刻(加工)データを製作すれば版や治具等を使用しないため、初期費用を抑えることができます。ただし、加工工賃は印刷等と比べ高くなります。