界面活性剤とは水と油(水に溶けにくい物)の両方の性質を持ち合わせ、水と油の中を取り持つ物質です。
一般に固体、液体及び気体のうち、2つの相が互いに接触している境界面を界面といいます。そしてある物質がこの界面に集まり、2つの相の接触面で接触する面積を小さくしようとする力(界面張力又は1つの相が気体の場合は表面張力)を低下させるような界面の性質を変化させるその物質を界面活性剤と称しています。
界面活性剤は1つの分子の中に「水になじみやすい部分(親水基)」と「油になじみやすい部分(親油基)」の両方を合わせもつという特徴を持っています。これが水と油を混ぜ合わせたり、汚れを分解して落としたり、成分を分散させたりするもので、この様な界面活性剤の働きを活かして洗剤や、化粧品、シャンプー・リンスなどいろいろな分野で広く使われています。