色被せガラス
着色ガラスの薄い表面層を持つガラス器のことで、表面の色調は、一般に濃い赤色、青色、緑色が使われます。内部のガラス素地は、無色の場合が普通ですが、ときに淡い着色ガラスのこともあります。
表面ガラス層は器物を成形するとき特殊の技法により密着させて作り、この色被せガラスにカットその他の表面加工を施すことにより、その研磨加工部分が無色ガラスとなり、その他の部分は着色ガラスとして残るため、美しい工芸ガラスとなります。
最近では、有機質の塗料を用いてガラスの表面に塗装し、塗膜を形成する方法もあります。